== 趣味 ==

バレエ詩集〜半喪のパ・ド・ドゥ〜

画廊珈琲Zaroffにて開催されていた
ミストレス・ノールさまの個展
Mourning Objet Collection
《バレエ詩集〜半喪のパ・ド・ドゥ〜》

最終日ということで再びお伺いして参りました。

過日お伺いした時は、そっと佇むオブジェの美しさに溜息、
美の心配りの行き届いた空間に溜息、
久々のノールさまとの再会を喜び、
その間に次の予定の時間が来てしまい
何だか落ち着かぬままに去ってしまったので、
昨日はゆっくり拝見出来て嬉しかったです。

ゆっくりし過ぎてすっかり長居してしまいました。

静寂の中、佇む美しいオブジェたち。
半喪に彩られた淡いグレーの世界。

そのひとつひとつの手仕事の美しさ、
そこへ注がれた多くの想い。

編み込まれた三つ編みの一目一目、
小さく開けられた穴のひとつひとつ、
伝う絹糸の一本一本、
その全てにノールさまの祈りが込められているようです。

そして、揺るがない美への誓い。

難儀なことがあろうとも決して屈することなく
美へと捧げられた想い。
この優美で柔らかな作品たちの中に
どれ程の涙や苦悩を秘めていたのであろう、
それでも尚、気高く在るお姿を想い、
拝見しながら何度も涙しそうになりました。

どんなに素晴らしい展示であっても
会期が終了してしまうと、もう二度と同じものは見られません。

しかし、魂に刻まれたこの麗しき記憶は
ふとした折々に甦り、確かに在ったという気配を
感じることが出来ることでしょう。
まさに半喪の気配そのもの。

今でも思い出す度にうるうるしてしまいます。

本当にお伺い出来て良かったです。

公私共に仲良くさせて頂き、恐縮してしまうほど、
もっとも敬愛する作家のおひとりです。

ミストレス・ノールさまブログ
http://clubnoohl.blog66.fc2.com/

ノールさまの作品を見ずにして、美が何たるかを知る術はありません。


私はどれ程まで美へ魂を捧げられるだろうか。
どれ程の世界が作り出せるだろうか。

そんな事を自問自答しております。

『感性と技量をもって受け手に戦慄を味合わせるほどの表現を、
耽美主義者はしなければならない』

ずっとずっと心に掲げている或る方からの御言葉。

頑張ります、という言葉では足らぬほどですが、
私も一心に進みたいと思います。
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