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== 趣味 ==

美しいもの

今日は朝イチで「ヴィオレッタ」観てきました。
2014522--1.jpg

写真家イリナ・イオネスコのモデルであり娘のエヴァ・イオネスコが
自ら監督した自伝的映像作品。

少女(ヴィオレッタ)が母親(アンナ)のヌードモデルになるという
センセーショナルな部分は思っていたより抑え気味に描かれ、
それよりもヴィオレッタの複雑な心の動きや、
ヴィオレッタとアンナの愛情のすれ違いや葛藤が繊細に表現されていて、
私はとても良かったと思いました。

アンナもヴィオレッタもお互い愛があるのに、
芸術家としての愛情と親娘としての愛情の、
求めるものと与えるもののすれ違いが切なくなりました。
映画なのでそれでも美しく描かれているけれど、
現実はもっともっと複雑だったのだろうなぁと思いを馳せていました。

しかしながら、アンナの浮世離れした美貌と、
ヴィオレッタの少女から妖艶な表情に変わる美しさ、
音楽やファッションもとてもお洒落で、
現実の生々しさから切り離された雰囲気が、
見る側としては救いになっているように思いました。

ヌードの描写がなかったというレビューも拝見したけど、
私としては無くて良かったなと思います。
少なくとも今回の作品の問題点はそこではないように感じたので。
少女作品と、エロティシズムと、ヌードかどうかというのは、
そもそもイコールではないように思います。

奇を衒うことなく、悲劇的になり過ぎることなく、
淡々と切なさを表現していて、最後まで美しさを失わず
とても良い作品だと思います。

その後、上野の東京都美術館にて「バルテュス」展。
2014522-2.jpg

やはり「夢見るテレーズ」を描いた前後1930〜40年代の作品が一番好き。
絵も勿論のこと、バルテュス自身がかっこいいです。
「絵を描くことは祈りの一つ」という言葉が心に残りました。

「嵐ヶ丘」の挿絵が面白かったので、
ポストカードセットを購入してきました。
本当はバルテュスが作品の為に撮った少女たちのポラロイド写真集が
欲しかったけど、高かったので諦めました。。

非常識なことも常識がないと説得力がないのと同じで、
独特の構図やプロポーションも写実的な描写から
試行錯誤して崩していくから説得力があって、
あの何とも言えない心地良い違和感が出るのだなぁと
作品や習作を観ながら改めて勉強になりました。

そして、silent musicで開催中の「幸福の王子」展へ。
2014522-3.jpg

悲しいお話の中にも見出された幸福や愛が、
全ての作家さん達の作品たちから感じられ、
清らかな空間は静かな多幸感に満ちていました。
どの作品も本当に素晴らしかったです。
今回の為に作られた久保田恵子さんのCDも必聴です*

恵子さんが撮って下さいました*
2014522-4.jpg

今日は3つ映画も展示も拝見出来て、どれも素晴らしく、
良いものばかりでとても充実した一日となりました。

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