== 趣味 ==

フューチャリズム

21日、
着物作家・斉藤上太郎さんの新作コレクションの
ショーにお招き頂きました。
作家の最合のぼる女史をお誘いし六本木へ。

斉藤上太郎さんは私が現在最も大好きな着物作家さんです。

この日は昨年のコレクションで発表されたもので、
お店にて上太郎さんにお見立てして頂き誂えたお着物をおろしました。
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この絶妙な色の風合いがとても美しいのです。

全身どーん。
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半襟から襦袢から足袋から草履、全部揃えて頂きました。
帯締めの面積が広いので何だか不思議な感じの着付けの仕方。

帯どどーん。
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こんなに素敵に結んで頂いて感激。
お花みたいですね。嬉しいな。

会場へ着くとお店の方が受付をされてたので、何だかほっとしつつ
御案内されるままに付いて行くとなんと最前列に通して頂けました。

という訳で足袋も草履も、裾よけの生地までしっかり見られて大満足。

今回のコンセプトは「フューチャリズム」
未来的、と言っても決して奇抜なサイバーという訳ではなく、
着物の進化というものを提示する作品たちでした。

蛇柄の帯や、トゲトゲな鋲の付いたクラッチバッグ、
星柄の足袋、キラキラした帯留めなど、
一見お着物のモチーフとしてはびっくりするようなものもありますが、
それが決してただ奇を衒うだけのものとならないのは、
やはり洗練されたデザインと、
伝統的な染色技術と色合いによるものだと思いました。

私が上太郎さんのお着物が好きなのは、
モチーフやデザインのモダンさと、伝統的な技術や色合い、趣きなどが
とても絶妙な具合に融合されているというところです。

日本の伝統色の美しさは本当に他にはないとても大切なものだと思います。
それをかたちにする染色技術も然り、
文化、芸術として守り伝えていくべきものです。

それらを大切に継承しつつも、独自の新たなデザインを取り入れ
そのバランスの妙に毎回新作を拝見する度に感動してしまいます。

「モダンはやり過ぎると下品になる、伝統だけでは野暮になる」
上太郎さんが仰っていたお言葉を毎回思い出し、納得。

それはお洋服でも、人となりでも同じことですね。
何事も程良く、品良く。が美しいと思います。

今回の新作コレクションもとても素晴らしかったです。
あっという間の夢のような麗しく雅なひとときでした。

終演後、同じ六本木ヒルズにある直営店「絹磨」へ。
担当さんにご挨拶して渋谷へ移動し晩餐。


お蕎麦タワー!
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最合さんと沢山色々なことをお話。
とっても有意義で充実した一日でした。

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一見シックなお着物ですが、この鋲みたいな半襟がポイント。
シックだけど地味にはなりたくないので、
半襟や髪型や帯などで華やかさを出します。

こういう組み合わせを色々と考えたり、
それによって新たな発見があるのもお着物の面白いところですね。

既に今から来年が楽しみです。


斉藤上太郎さんのサイト
http://www.jotaro.net/
過去のコレクションのお写真も載っているので御覧下さい。


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== 徒然 ==

祈りの日

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失われた命の分まで。
でも誰にも失われた命の代わりなど出来ません。

どれ程心を寄せて涙を流しても
本当の痛みは理解出来ません。

ただ

私は自分の愛する人が生きていることを
想うだけで愛しいです。

でも

それが叶わない人達が沢山いるという
その哀しみを
想う度にとてもとても苦しいです。

そして

この日常全て、
安心して眠れる家があり
仕事が出来て
家族が友人が恋人が傍にいる
ということ全て

奇跡であり、しかし明日失われるかもしれない
という毎日の繰り返しであるということを

私達は気付かなければならないのだと思います。

そして

忘れないようにすることだけでは無意味で
祈ることだけでは無力で

これからも、何が出来るかを考えなければ。



実際は自分の弱さに落ち込む程
ニュース等で映像が流れる度に
苦しくて涙が出て、まともに見ることが出来ません。

怖いのは自分がどうというよりも
自分の大切な人が居なくなるということ。


そして芸術などなんと無力であるのだろうと想いながらも
制作していた一年前と同じく
今日も一体何が出来るのだろうかと
もどかしくなりながらも制作をしています。

ただ今というものに日々感謝をし祈りを捧げ
そして自分のすべき事をし
自分の出来ることをする。
まだ終わってない、これから出来ることがあるはず。

一日も早く、沢山のひとたちの心が癒え
穏やかな日々が戻りますように。
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== 趣味 ==

個展速報

個展について幾つか決まりましたのでお知らせ致します。

安蘭 個展

『花蜜のアンフラマンス』

2012年9月10日(月)~15日(土)

銀座ヴァニラ画廊


ようやく日にちとタイトルが決定しました。

* * * * * * * * * * * *

「アンフラマンス」はマルセル・デュシャンの定義した造語。
あえて訳すと「極薄」「超薄」ですが
物理的な薄さという事ではなく、
二次元から三次元へと変化する狭間のような感覚。
例えば「人が座席を立った後に残る温もりはアンフラマンスである」
というように、気配や余韻や香りなども含まれ、
それはエロティシズムな要素でもあります。

「薄さの限界を下回る薄さ、人間の知覚域を超えた薄さ」

自分の中で立ち籠めるような香りや雰囲気が
作品から出るようなイメージが常にあり、
エロティシズムも然り、
そのように馨り立つものであるという想いがあります。

その二次元と三次元、知覚と感覚的なものの狭間の曖昧さが
「アンフラマンス」という言葉にぴったりだなと思ったのです。

色々解釈はありますが、私は余韻や気配、曖昧な次元の狭間
という印象を受けたので
そのような解釈でこのタイトルをつけました。

あくまで言葉のイメージで解釈しているので
定説との差異は御了承下さい。

花蜜(かみつ)の噎せ返るような馨しさ。
蜜の頃の漂うエロティシズム。


どうぞお楽しみに。

日にちが決定致しましたので、
今からスケジュール確保しておいて下さいね。

また速報がありましたらお知らせします。

宜しくお願い致します。



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